その日、新橋の中華料理店がざわついた 去る李克強氏、日本にも足跡

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上海=井上亮

 中国共産党のナンバー2、李克強(リーコーチアン)首相が党指導部から外れ、引退する見通しになった。一時は習近平(シーチンピン)総書記と党トップの座を争ったエリートは、秀才ぶりを示すエピソードに事欠かない。1980年代に訪日したときには、「未来のリーダーになる」ともささやかれた。ただ、首相となって以降は習氏との関係の中で微妙な立場にも置かれ続けてきた年月でもあった。

 「3時間の演説原稿を暗記できる」

 「すれ違った10台の車のナンバーを覚えている」

 知人や過去の同僚が語る李氏の秀才ぶりはすさまじい。

 1955年、安徽省の農村生…

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この記事を書いた人
井上亮
中国総局|政治外交担当
専門・関心分野
中国社会、人口減少、移民
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    安田峰俊
    (ルポライター)
    2022年10月22日23時46分 投稿
    【視点】

    記事内容からややそれる話になりますが、私が気になったのは以下の一説です。 > 「あのふたりが未来の中国共産党のリーダーになるらしい」 >当時、胡氏が42歳、李氏が29歳。東京・新橋の中華料理店で開かれた歓迎会では、日本側関係者の間に

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    林尚行
    (朝日新聞GE補佐=政治、経済、政策)
    2022年10月23日11時56分 投稿
    【視点】

    今から16年前の7月、当時民主党代表だった小沢一郎氏は中国・瀋陽にいました。遼寧省の書記だった李克強氏に会うため、自身が率いた民主党訪問団と別れ、わざわざ足を伸ばしたのです。当時、小沢氏の番記者だった私は「今後の日中関係を見据えて、李氏を重

    …続きを読む