井上亮

中国総局 | 政治外交担当
専門・関心分野中国社会、人口減少、移民

現在の仕事・担当

北京にある中国総局で外交や政治などを担当しています。好むと好まざるとにかかわらず、日本に大きな影響を与える中国。その等身大の姿を伝え、どう付き合っていくべきかを考える材料を提供できればと考えています。2021年から3年間勤務した上海では2カ月にわたるロックダウンで自由に部屋から出ることができず、強権的な政策を身をもって体験しました。一方、日本の高校バスケ漫画「スラムダンク」の映画が中国で公開されたときには、私と同世代の30~40代の人たちが熱狂する姿を目の当たりにし、日本との「共通言語」を持っていると実感しました。そのいずれもが中国であり、どちらも見落としてはならないと感じています。

バックグラウンド

1982年生まれ。大学時代はアルバイトでお金をためて、長期休暇のたびにアジア、中東、アフリカなどの国々を旅行。現場を歩き回る記者の仕事をしてみたいと思うようになりました。亡くなった祖母は戦後、中国東北部に取り残された残留婦人でしたが、自身の経験を多くは語りませんでした。中国報道に携わることになった理由の一つです。朝日新聞には2007年に入社。11年に勤務地の福島県で東日本大震災に遭い、農業被害などを取材しました。その後、自動車や電力、通信など経済取材を担当。

仕事で大切にしていること

朝日新聞の連載を書籍化した「カラシニコフ」を読んだことが入社のきっかけとなりました。特派員になったのがコロナ禍のさなかだったこともあり、なかなか行くことができない場所にいるからこそ、読み手の目となり、耳となることを心がけています。

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