被災鉄路にサイクルトレイン? 復旧慎重なJRに自治体「策」提案へ

長妻昭明
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 JR肥薩線の復旧について熊本県と県内の地元市町村で話し合う「再生協議会」が7日、熊本県人吉市で開かれた。復旧に慎重な姿勢を示しているJR九州に鉄路での再建を促すため、被災前よりも利用者を増やす方策を検討した。

 協議会は非公開。県によると、JR九州に鉄路での復旧を理解してもらうために、この日は人口減少が進む中でも収入を確保できる利活用策を協議。観光客の利用増を狙って、自転車ごと電車に乗れる「サイクルトレイン」を運行するといったアイデアが挙がったという。今後、協議会で案をまとめてJR九州に示す予定。

 県の担当者は「黒字化は難しいが、JR九州に復旧を決断してもらうために少しでも収入を増やす方法を示したい」と話した。(長妻昭明)

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