Jアラートの混乱で官房長官がおわび 北朝鮮のミサイル受けて誤発令

楢崎貴司
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 松野博一官房長官は5日午前の会見で、4日の北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けた全国瞬時警報システムJアラート)の発令をめぐる混乱があったことについて、「ご心配をおかけした住民の方々にはおわびを申し上げる」と陳謝した。

 松野氏によると、本来発令すべき地域は北海道と青森県だったが、発令が必要ない東京都の島嶼(とうしょ)部の計9町村に対しても誤って発令されたという。システム上の不具合が原因で今後、再発防止を図るという。

 また、松野氏は、東京都千代田区と同稲城市で、防災行政無線が誤って作動したことも明らかにした。東京都からの報告によると、都内のいずれかの地域にJアラートが発令された場合、防災行政無線が流れる設定となっていた。再発防止を求めるという。

 Jアラートによるミサイル発射情報は、4日午前7時27分に北海道と東京都(島嶼部)に、29分に青森県と東京都(島嶼部)に伝えられていた。ミサイル通過情報は同42分に北海道と青森県のみに伝達された。

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