リニア新駅、掘削現場に大型映像 住民向け行事で「工事は順調」

岩堀滋
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 相模原市緑区リニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)」の工事現場で1日、リニア車両の大型映像を投影するなどのイベントがあった。主催したJR東海の金子慎社長や黒岩祐治知事らが出席。2027年予定の開業に向け、改めて事業進展を誓った。

 地域住民を中心に工事の進展状況の報告も兼ねており、4日までの間に約1千人が参加予定(参加募集はすでに締め切り)。地下に掘り下げた工事現場の側面に縦約15メートル、横約30メートルの映像を投影。リニア車両のコンセプト映像や同駅の工事概要などが映し出された。

 リニア中央新幹線をめぐっては、9月に市内の工事現場を視察した川勝平太静岡県知事が、緑区鳥屋地区に設置予定の車両基地の用地買収が遅れているなどと指摘して27年の開業を疑問視し、用地買収を担う神奈川県に責任があるなどと述べていた。

 黒岩知事はこの日、現地も視察し、「(県が担当する部分の)用地買収も50%が終わり、現在も住んでいる方の8割が移転を了承してくれている」と話した。金子社長は「工事は順調に進んでいる」などと述べた。岩堀滋

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