只見線は未来へのタイムマシンになれるか 研究者が挑む地域おこし
斎藤徹
おかえり只見線⑤只見町アドバイザーの本吉裕之さん
JR只見線を活用した地域おこしについて、沿線住民らが意見を交わす福島県主催の会議が8月17日、柳津町で開かれた。只見町代表として出席した本吉裕之さん(47)は、温めているアイデアを矢継ぎ早に披露した。
只見線沿線でしか買えない駅弁の開発。自転車持ち込み専用車両を連結したサイクル・トレイン。沿線自治体によるふるさと納税返礼品の共同開発。沿線の食べ物とセットにしたグルメ切符の販売――。様々な提案をした後、出席者にこう強調した。
「運賃収入は赤字でも、走ることで周辺に経済効果をもたらすのが只見線なんです」
本業は経営企画を専門とする…
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