「ウクライナの役に立っている」 日本の大学生、支援活動で活躍

有料記事ウクライナ情勢

上野創 編集委員・増谷文生
写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
[PR]

 「自分の作業が、ウクライナのみなさんの役に立っている」

 青山学院大学4年の葉賀なつみさんは今春、そう実感しながら、ほぼ毎日、最新のデジタル地図作りに取り組んだ。

 葉賀さんが通うのは、相模原市にある地球社会共生学部。所属する古橋大地教授の研究室の仲間たちと、ウクライナから大勢が避難したポーランドや、ウクライナの隣国モルドバのデジタル地図を作ってきた。

 ロシアがウクライナに侵攻を始めて、24日で7カ月。この間、日本にいながら、パソコン上でデジタル地図を作ることで、ポーランドに避難した人などを支援してきた学生たちがいます。現地に不案内な避難者らがスムーズに行動できるように作った地図は、赤十字などの支援者らにも活用されています。

ここから続き

 地図は、最新の航空写真をも…

この記事は有料記事です。残り2729文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    福田充
    (日本大学危機管理学部教授)
    2022年9月24日11時59分 投稿
    【視点】

    大学とは地域社会や世界と、社会問題を通じて繋がるプラットフォームであるべきだと思います。 大学には社会を学ぶ学生がおり、その問題を研究し政策に繋げる研究者がおり、その研究教育活動を支える職員がいます。その活動が社会貢献に繋がり、学生たち院

    …続きを読む
  • commentatorHeader
    井本直歩子
    (元競泳五輪代表・途上国教育専門家)
    2022年9月24日12時14分 投稿
    【視点】

    ウクライナ危機は多くの人にとっても平和的価値のズレを引き起こす大きな事件ですが、少なくない大学生にとっては今後の人生を揺さぶりかねない事件でもあると思います。私自身、高3の時に起こったルワンダ大虐殺の衝撃が、今の職業に就くに至りました。その

    …続きを読む
ウクライナ情勢 最新ニュース

ウクライナ情勢 最新ニュース

ロシアのウクライナ侵攻に関する最新のニュース、国際社会の動向、経済への影響などを、わかりやすくお伝えします。[もっと見る]