松井玲奈さん 佐賀ロケ主演映画完成で知事を訪問

寿柳聡
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 佐賀県内で撮影され来秋公開予定の映画「緑のざわめき」(夏都愛未監督)の完成報告で、主演した俳優の松井玲奈さんらが22日、佐賀県庁を訪れた。5月にあったロケを「佐賀は緑豊かな場所。10日間を1カ月に感じるほど濃密な時間を過ごせた。リラックスできる、そんな場所だなと、とても好きになりました」と振り返った。

 映画は佐賀県出身で女優志望だった女性が主人公。女優をやめ九州に戻り、2人の異母妹と出会うことで物語が大きく展開する。

 松井さんはロケ中に印象に残った場所を聞かれ、嬉野の茶畑を挙げた。「広大な土地で、これが全部お茶だと思うと景色が圧巻でした。お茶もおいしかった」と話した。

 この日は熊本市在住の夏都監督、主人公の親友で嬉野市職員を演じる女優の松林うららさんと訪れた。3人は山口祥義知事に勧められ、県内の風物が当たる知事室の「ガチャ」を回し、松井さんは祐徳稲荷神社、夏都監督は佐賀海苔(のり)、松林さんはシシリアンライスの模型を引き当てた。

 新幹線好きの松井さんは西九州新幹線開業の23日、嬉野温泉駅の一日駅長を務め、式典で出発の合図を送る。「(N700Sかもめと)初対面なので、待ちに待った日という感じ。一生に一度の機会なので、しっかり務めたいです」と笑顔をみせた。

 松井さんはN700Sかもめの座席自体には、テレビ番組のスタジオで座ったことがある。その時の感想を聞くと、一気に語った。

 「あれを本当の座り心地と言ってしまうのはちょっと違うなと思うんですけど、やっぱり水戸岡(鋭治)さんのデザインが今までの新幹線にない革新的なデザインだと思っていて、背面にテーブルがついてなくて、背面全部が木になっていたりとか、すごく乗っていると上質な気分を味わえたり、移動するというよりも旅を楽しむための車両なんだなという。JR九州さんがそういう気持ちで造られたんだなというのを感じました」(寿柳聡)

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