西九州新幹線開業に合わせ、観光案内リニューアル 佐賀・武雄温泉駅

長沢幹城

 23日の西九州新幹線(武雄温泉―長崎)開業に合わせ、佐賀県武雄市の武雄温泉駅でオープンする「武雄温泉駅観光案内所」などの設備の内覧会が20日、報道と市内の観光業者ら関係者向けに行われた。

 駅の新幹線側(南口)に開業する「武雄 旅 書店」は、西九州の土産品など約180点がそろい、飲み物や軽食を提供するカウンターもある。店の奥の本棚には、1千冊ほどの本が並べられ、コーヒーを飲みながら読むことが出来る。

 テーブル席が30席あり、コンセントやフリーWiFiが完備されている。店長の瀬戸口和代さん(32)は「ここは旅のスタート地点。武雄を始め西九州の魅力に出会える場所です」と話した。

 在来線側には「武雄温泉観光案内所」がリニューアルオープンする。内装には武雄温泉の雰囲気をイメージし、木やタイルを使った。物販スペースには風呂おけなども飾られ、約300点の土産品などが並ぶ。フリースペースには木製のテーブルや畳を使った長いすが置かれ、同案内所の営業時間外でも駅の開いている間は利用できる。

 この日は「武雄温泉駅南口駅前広場」も完成。「観光客が憩いたくなるまちのリビング」がコンセプトで、夜間はライトで影絵を映し出す演出があるという。

 一方、新幹線専用駅として開業する嬉野温泉駅周辺では、歩道やロータリーなどの工事が急ピッチで行われていた。隣接する道の駅「うれしの まるく」では、特産品などを販売する店やカフェが入る複合施設のオープンが、新幹線開業日の23日には間に合わず、11月上旬にずれ込む見通しという…

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