【詳報】ウクライナ侵攻40、9月10日~16日(日本時間)の動き
ロシアのプーチン大統領と中国の習近平(シーチンピン)国家主席が15日、ウズベキスタンのサマルカンドで会談しました。2月末にロシアがウクライナに侵攻して以後、両首脳が対面で会談するのは初めてです。西側から厳しい経済制裁を受けるロシアは、中国との結束を強めようとしているとみられています。
(タイムスタンプは日本時間、括弧内は現地時間)
【プレミアムA】「死の通り」 ブチャ 生存者の証言
ロシアによるウクライナ侵攻から半年。大量虐殺の悲劇に見舞われた街ブチャに「死の通り」と呼ばれる場所があります。生存者が語るロシア占領下の「絶望の1カ月」とは。金成隆一記者が住民の証言を丹念に集めました。臨場感のある写真や映像とともに伝えます。
■■■9月16日(日本時間)■■■
20:55(イジューム14:55)
イジュームで六つの「拷問」部屋を発見 他地区では女性専用施設も
ウクライナの国営通信は16日、ロシア軍が撤退した北東部のハルキウ州の拠点都市イジュームで「拷問」目的で使用したとみられる部屋六つを治安当局が発見したと報じた。同州全体では10になるという。
事実を公表したウクライナ国家警察によると、イジュームの「拷問」部屋は、地方行政や警察、検察庁など複数の公的機関が管轄した場所に設けられていた。他地区の「拷問」部屋には女性専用の施設もあり、床はコンクリートで、収容環境や衛生状況は極めて劣悪だったとしている。
18:35(ルハンスク12:35)
ルハンスクで検察庁舎が爆破 複数の幹部死亡か
ロシアのインタファクス通信などは16日、ロシアが全州を制圧したと宣言した東部ルハンスク州の中心部で、検察庁舎が爆破され、複数の幹部が死亡した模様だとSNSに投稿した。
同州を占拠する親ロシア派勢力が名乗る「ルガンスク人民共和国」の警察幹部によると、手製爆弾が作動したとみられる。
ロシアのショイグ国防相は7月、ルハンスク州でウクライナ側の最後の拠点となっていたリシチャンスク市を制圧し、同州全域を掌握したと宣言していた。
17:26(ヘルソン11:26)
ロシア軍、占拠するヘルソンで孤立化か 食料届かず戦場離脱も
ウクライナ国防省情報総局は16日、南部ヘルソン州を占拠するロシア軍が孤立化し、食料や飲料水が思うように確保できず、戦場を離脱する事例が出ているとSNSに投稿した。
前線への補給を担うロシア軍の空挺(くうてい)部隊は、飲料水や弾薬を第一線の部隊に補給することが困難な状況で、地元住民からの協力も得られていないという。飲料水や兵器の補給は夜間、民間から盗んだ車で細々と行われているという。
17:25(ヘルソン11:25)
ロシア占領下のヘルソン ウクライナ軍が攻撃か
ロシア国営タス通信は16日、ロシア軍が侵攻の初期に占領した南部ヘルソン州の中心部にある親ロ派勢力の軍事行政機関施設近くで、数回の爆音が鳴り響いたと報じた。ウクライナ軍の攻撃とみられる。死傷者も出ている模様だ。
ウクライナ軍は8月末からヘルソン州など南部の反転攻勢を強めている。
15:45(モスクワ09:45)
「受刑者動員に反対なら、自分の子を戦地に」 ロシア民間軍事会社幹部が発言か
英BBCは16日、SNSに投稿し、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の幹部とみられる男性が、刑務所の受刑者を軍に動員することに反対する人は「自分の子どもを戦地に送るべきだ」と述べたと報じた。
SNSに広まっているメッセージによると、幹部は「自分が受刑者だとしたら、ワグネルに加わり、祖国への借金を返済する(祖国のために戦う)」と話した上で、受刑者動員に反対する人に「(戦場に赴くのは)民間軍事会社と受刑者か、あるいはあなたの子どもか、あなた自身で決めて欲しい」と話したという。
ワグネルは、ウクライナのクリミア半島をロシアが一方的に併合した2014年からウクライナとの戦争に従事している軍事会社。この幹部は「半年間、ワグネルで従軍すれば、自由になれる」と受刑者に述べたとされる。英国防省は「極めて深刻な兵員不足の証左」と分析している。
15:03(キーウ09:03)
ウクライナ、侵攻以来1137人以上の子どもが死傷
ウクライナ検察当局は16日…
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