台風11号が島根に最接近 隠岐の島で道路冠水 交通機関も乱れる
大型で強い台風11号は6日、早朝から昼前にかけて島根県内に最接近した。県内の一部は暴風域に入り、道路が冠水したり、交通機関への影響が出たりした。
松江地方気象台によると、隠岐の島町西郷岬で午後1時すぎに最大瞬間風速35・0メートルを記録するなど、各地で9月の観測史上最大の風速を記録した。
隠岐の島町では台風の接近と満潮の時刻が重なり、八尾(やび)川最下流の港町地区や西郷湾に面した地区で高潮の被害が出た。道路が10~20センチ程度冠水し、複数の家屋が床下浸水した。町民の男性は「塩水で車が故障しないよう、迂回(うかい)する道を探す人もいた。こんな高潮の被害は、以前はなかった」と話した。
JR西日本は6日、山陰線の東浜(鳥取県岩美町)―益田間で始発から運転を取りやめていたが、夜に一部区間で再開した。出雲市駅と岡山駅を結ぶ特急やくも24本なども運休した。
日本航空は出雲空港と東京、大阪、福岡、隠岐をそれぞれ結ぶ計13便、フジドリームエアラインズ(FDA)は静岡、仙台、名古屋とをそれぞれ結ぶ計4便を欠航した。
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