鳥取・JR泊駅に新駅舎 県産材使い、無料ワイファイも

大久保直樹
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 鳥取県湯梨浜町園のJR泊駅に新しい駅舎がお目見えした。県産材を使ってバリアフリー化し、無料のWiFi(ワイファイ)を整備。駅舎のそばには新たな植栽とベンチも設置し、地域住民や観光客の交流や憩いの場としての利用も期待されている。

 旧駅舎は1987年築。老朽化が目立ち、地域住民からバリアフリー化を望む声もあったことから、町とJR西日本が協議。町が駅舎を無償で譲り受けた後、総事業費約3100万円をかけて駅舎の建て替えを進め、今年7月に完成した。

 新しい駅舎は木造平屋建て(約46平方メートル)で、県産のスギやヒノキを活用。日本海に面した泊地域の特徴を表現するため、屋根を波や潮風をイメージした丸みのあるデザインに仕上げた。駅舎の出入り口にスロープを設けたほか、多目的トイレも新設した。

 待合室には、泊地区の祭りやイベント、夕景など町や地元の写真家が撮影した作品も展示している。町企画課の担当者は「かなり利便性が高まったので、たくさんの方に使ってほしい」。

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この記事を書いた人
大久保直樹
神戸総局|東播地区担当
専門・関心分野
地方自治・過疎問題・原発・史跡などの文化財