「台湾でドンパチ。日本で戦争起きる」 麻生副総裁が講演で言及

中田絢子
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 自民党麻生太郎副総裁は8月31日、麻生派の研修会で講演し、台湾有事を念頭に、「沖縄、与那国島にしても与論島にしても台湾でドンパチが始まることになれば戦闘区域外とは言い切れないほどの状況になり、戦争が起きる可能性は十分に考えられる」と語り、日本国内で戦争が起きる可能性に言及した。

 麻生氏は中国の急速な軍備増強に言及し、「自分の国は自分で守るという覚悟がない国民を誰も助けてくれることはない」と指摘。「今は少なくとももう我々の周りで東シナ海南シナ海、台湾海峡を含めて、きな臭いにおいがしてきていることは間違いない」とも語った。

 麻生派の研修会は「外交・安全保障」をテーマに横浜市内で開催。研修会には同派所属議員ら52人が参加し、麻生氏の基調講演の後には、元内閣官房副長官補の兼原信克氏が「ウクライナ戦争から学ぶ台湾有事の教訓」として講演した。

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この記事を書いた人
中田絢子
東京社会部|宮内庁担当キャップ
専門・関心分野
皇室、憲法、平和、政治、運輸