世界遺産の天守閣、初の夜間公開 「参加費5万円」ツアーの内容は

宮沢崇志
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 兵庫県姫路市は、夜間閉鎖されている姫路城を探索する「世界遺産姫路城プレミアムナイトツアー」を9月に開催する。夜間の大天守へ入るツアーは、市によると「史上初」。5日間、各日10人限定で参加料は1人5万円だ。

 ふだんの姫路城は、入城口が午後4時(8月28日までは午後5時)に閉まる。入城者はその後1時間で城を出る必要があり、入城口の内側にある「菱(ひし)の門」も閉じられる。

 このツアーは午後5時半に迎賓館に集合。菱の門を開け、姫路市立城郭研究室学芸員の案内で入城する。大天守最上階への到着は午後7時ごろ。7時45分ごろに城を出て、姫路城を望むレストラン「SORA NIWA」で夕食を楽しむ。

 「他では体験できない特別な体験」を求める観光客をターゲットにした。城内は照明施設が限られているため、参加者には首から提げる電灯を装備してもらう予定。坂や急な階段も多い城内を参加者がまとまって移動するため、体力・健康に不安がないことを条件にしている。

 ツアー開催日は9月19・22・23・24・30日。対象者は15歳以上(中学生不可、高校生は大人の同伴が必要)。参加料の5万円には姫路の伝統工芸品のお土産とレストランでの食事代が含まれる。8月22日午前10時に申し込みを開始し、満員になり次第締め切る。

 問い合わせ・申し込みはJTB姫路支店(079・289・2120、平日午前9時半~午後5時半)。同支店のサイトからウェブ申し込みも可能。(宮沢崇志)

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