ロシア軍空港爆発、ウクライナ抵抗運動が関与か ロシアは事故と主張
ロシアが占領するウクライナ南部クリミア半島の軍用空港で9日、大規模な爆発が起き、少なくとも1人が死亡した。ロシア側は事故と説明するが、ウクライナ抵抗運動がかかわったとの情報もある。ウクライナ側が反撃の範囲を拡大している可能性がある。
現場は、半島西岸のノボフェドリウカ近くにあるサキ飛行場で、ロシア軍がウクライナ攻撃の拠点としているといわれる。爆発は午後3時20分(日本時間午後9時20分)ごろ起きた。模様を伝える映像によると、爆発が10回前後相次ぎ、うち2回は巨大な黒煙を立ち上らせた。爆発物や燃料に引火し、空港は大破したとみられる。
この爆発で少なくとも1人が死亡したと、ロシア支配下の「クリミア共和国」首長アクショノフ氏がSNSで明らかにした。ロシア国営タス通信はロシア国防省筋の情報として、爆発の原因は火災防止の法令違反にあり、弾薬を爆発させようとした兆候や証拠はうかがえないと報じた。
一方、米ニューヨーク・タイムズは、事情に通じた匿名のウクライナ軍当局者の証言として、ウクライナ側がかかわったと報じた。政府の指揮下にあるパルチザン(抵抗運動)が実行し、ウクライナ製の装置が使われたという。
南部でのウクライナ軍の反攻…
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- 【提案】
ウクライナ政府が関与する勢力(正規軍に限られません)が爆破に関与したということが事実ならば、ウクライナ戦争の位相が変わる可能性があります。この点について、国末憲人氏は<ロシア側は事故と説明するが、ウクライナ抵抗運動がかかわったとの情報もあ
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