大雨で孤立の馳浩・石川知事「改めておわび」 県庁に登庁
山田健悟 佐藤美千代
石川県などを襲った豪雨の影響で、同県白山市の山あいで孤立状態となっていた馳浩知事が5日早朝、宿泊していた旅館を出発し、県庁へ向かった。
県秘書課によると、馳知事は金沢市内の知事公舎に立ち寄った後、午前8時半ごろに登庁。午前10時からの県災害対策本部会議に出席し、冒頭あいさつで、「本部の立ち上げに立ち会うことができなかった。改めておわびを申し上げたい」と陳謝した。
馳知事は3日、県の企画で日本三霊山の「白山」に登山。記録的な降雨のあった4日昼までに下山したが、一本道の県道が通行止めとなり、登山口そばの旅館に宿泊していた。
対策本部会議後、報道陣の取材に応じた馳知事は、今回の登山について、「問題なしとはしない。どこかで中止にすればよかったかなという思いもある。検証したい」と述べた。
県石川土木総合事務所によると、通行止めになっていた県道は、県職員などのパトロールを経て午前5時半に規制が解除された。
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