PIWに「スタァ」初降臨 恐れ多くて大ちゃん…でも今季も攻める?

有料記事

坂上武司

 ついに、その時がやってきた。

 フィギュアスケートファンから「スタァ」と言われる大島光翔(こうしょう)(19)=明治大。満を持して、アイスショー「プリンスアイスワールド」(PIW)の東京公演(15~18日、東京・ダイドードリンコアイスアリーナ)に参加する。「ゲストスケーター」として、初の出演だ。

 公演期間中、大島の出番は17、18日の2日間。

 「アイスショーに出るのは小学生の頃に出たディズニー・オン・アイスくらい。今からドキドキワクワクです!」

 この2日間に「スタァ」は並々ならぬ意気込みを見せて真っ赤に燃えている。

 6月、大島はこの公演のために特別なプログラムの振り付けをしていた。PIWの元メンバーである駒場幸大(ゆきひろ)コーチによる、かなりコミカルなナンバーだった。

 父の大島淳(あつし)コーチはPIWの「伝説のスーパースター」だった人物。1995年から16年間PIWに出演し、2011年8月の岡崎公演でプロを引退した。

 淳コーチに負けじと「筋肉」をテーマにした新演目を準備。駒場コーチの斬新な振り付けに、淳コーチのショーマンシップ魂が加わり、小さい頃からPIWを見て育った大島が熱い演技をする――。

 そのはずだった。

 しかし、大島は今回の公演で今季のフリーを演じることにした。すべては競技で飛躍するための決断だ。

 ジュニア最後の昨季は、かつてバンクーバー五輪で銅メダルを獲得した高橋大輔のフリー曲「道」を演じた。

 昨年末の全日本選手権の滑走順抽選で高橋とあいさつを交わしたそうだが、「恐れ多くてあまり話せませんでした」。「道」の感想は聞きぞびれてしまったという。

 シニアになってさらに味が出てくる今季。「『道』をもう一度見たいなあ」と告げると、大島は「確かにそれも考えたんですけど、やはりシニア1年目なので新しいプログラムにすることにします」と語った。

 じゃあ、高橋が「道」を演じた翌シーズンに「マンボ」や「タンゴ」を演じたようにラテン系はどう?

 さらに突っ込んでみると、19歳のエンターテイナーからは予想外の答え。

 「それがですね……。こない…

この記事は有料記事です。残り1167文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
坂上武司
ネットワーク報道本部|大阪駐在・関西担当
専門・関心分野
フィギュアスケートやアイスホッケーなどの氷上競技。音楽や映画