東電旧経営陣、控訴審判決は来年1月18日 原発事故で強制起訴

村上友里

 2011年の東京電力福島第一原発事故をめぐり、業務上過失致死傷罪で強制起訴された勝俣恒久・東電元会長(82)ら旧経営陣3人に対する控訴審で、東京高裁(細田啓介裁判長)は判決期日を来年1月18日に指定した。

 他に起訴されたのは武黒一郎・元副社長(76)、武藤栄・元副社長(71)で、19年の一審・東京地裁判決は3人を無罪とした。控訴審は今月6日に結審し、検察官役の指定弁護士は一審判決の破棄を求め、弁護側は改めて無罪を主張した。主な争点は巨大津波の発生を予見できたかと、事故を回避する対策がとれたかの2点となる。(村上友里)

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村上友里
国際報道部
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難民移民、人権、司法