東京の銭湯にも値上げの波 「踏み切るべきか」店主が悩む理由とは

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笠原真 堀川勝元
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 値上げの波は、人々の憩いの場である銭湯にも――。東京都公衆浴場対策協議会は3日、公衆浴場の入浴料の上限を現行の480円から500円に引き上げるよう都に報告した。エネルギー価格高騰のあおりを受けたためで、知事決定を経て、7月以降に反映される見込みだ。

 この日、経営が専門の大学教授や医師、公認会計士、銭湯の経営者や利用者らでつくる協議会がオンラインで会合を開いた。

 参加した委員からは「料金を上げてもらえると事業者は廃業を免れる」「従業員の給料や、やる気を下げてほしくない」など、値上げに賛同する意見が相次いだ。その結果、「公衆浴場経営を維持するために、改定はやむを得ない」との意見でまとまった。

 公衆浴場の入浴料金の上限額…

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この記事を書いた人
笠原真
ヤンゴン支局長兼アジア総局
専門・関心分野
紛争、難民、格差