欧米で「サル痘」の報告相次ぐ アフリカ渡航歴ない例も WHO警戒
米田悠一郎
欧米で天然痘に似た感染症「サル痘」(モンキーポックス)が相次いで報告され、世界保健機関(WHO)が警戒を強めている。アフリカで散発的に発生する病気だが、アフリカへの渡航歴のない人での感染例が続き、各国の保健当局は感染経路などを調べている。
WHOによると、英国から報告があったのは7日。ナイジェリアに渡航歴のある患者という。欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると、英国ではアフリカへの渡航歴がない計6人が感染。ポルトガルでは5人、スペインでも疑いのある8人の患者が報告されているという。
米疾病対策センター(CDC)も米マサチューセッツ州で患者が確認されたと発表している。カナダへの渡航歴があるという。
国立感染症研究所のウェブサ…
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