みずほの企業風土改革 木原新社長「聞いてくれるという実感重要」

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聞き手・江口英佑
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 昨年から今年にかけて、システム障害が相次いだみずほフィナンシャルグループ(FG)の新体制が4月、本格始動した。金融庁から問題視された企業風土の改善をどう進め、どう変えていくのか。他の幹部に先駆け、2月にFGトップになった木原正裕社長(56)に聞いた。

 ――金融庁から「言うべきことを言わない」などと批判された企業風土について、どんな取り組みをしていますか。

 これまでは社員が上司などに「意見を言っているけど、聞いてくれない」というようなことが多かったです。これからは社員に、「上司や経営陣に意見を言えば聞いてくれる」という実感をもってもらうことが重要です。すでに社員とは我々との座談会のほか、廃止できる業務をアンケートで募っており、600件ほど上がってきました。そのうち160件について、廃止や改善の方向で着手しています。

 ――どんな企業風土に変えていきたいですか。

 新しい挑戦ができるように変…

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