散歩中に見つけた壺、なんと室町時代製 専門家「極めて貴重な発掘」

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本井宏人
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 岐阜県瑞浪市の竜吟峡で、散策中の住民が、室町時代の製作と推定される鉄釉四耳壺(てつゆうしじこ)を発見した。つぼはほぼ完全な形で地中に埋まっており、市陶磁資料館が「市内でも極めて貴重な発掘例」として、5月22日まで館内で展示している。

 つぼを見つけたのは、近所の工藤雅子さんと可児市の横山美代江さん。昨年12月21日、筋模様の入った陶器の一部が遊歩道の地表に露出しているのを見つけた。少し掘り出すと、四耳壺の特徴である耳のような突起が現れた。2人は古墳の発掘作業に携わった経験があり、「貴重な遺物ではないか」と資料館に連絡した。

 つぼは高さ38・7センチ…

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