「敵基地攻撃能力」→「反撃能力」に 自民提言案、攻撃対象に新項目
松山尚幹
自民党安全保障調査会(会長=小野寺五典元防衛相)は21日、敵のミサイル拠点をたたく「敵基地攻撃能力」について、名称を「反撃能力」と変えた上で保有するよう政府に求める提言案をまとめた。攻撃対象に「指揮統制機能等」も含めるほか、防衛費の大幅増も盛り込んだ。近く岸田文雄首相に提言を渡す。
首相は国の外交・安全保障政策の基本方針「国家安全保障戦略(NSS)」などを年内に改定することを明言しており、提言を受けて検討を加速する。
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提言案では、中国を名指しし…
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- 【視点】
これは自民党の提言であり、これを岸田首相がどう受け止め、政府としての方針に反映するのか、あるいはしないのかが焦点です。戦後の防衛政策の大転換になるだけに、専守防衛をめぐる憲法論争が大いに盛り上がっていくことが予想される一方で、古くさい言い方
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