EUのロシア国営メディア規制、検索結果から削除も要求 グーグルに

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オースティン=五十嵐大介
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 欧州連合(EU)がロシア国営メディア2社のネット上の投稿を制限するための制裁を出し、グーグルに対して、検索結果からも両社のコンテンツを削除するよう求めていたことが明らかになった。グーグルはこれを受け、EU域内で両社を検索結果から削除したとしている。

 2社は「RT」と「スプートニク」で、EUは今月2日、EU域内での配信を停止する制裁を出した。米ハーバード大の研究機関が運営するデータベースにグーグルが提供した内容によると、欧州委員会はグーグルあての4日付のメールで、RTとスプートニクのいかなるコンテンツもEU域内の利用者の検索結果に出さないよう求めていた。SNS上の一般利用者による投稿についても、RTなどのコンテンツを「複製」するものを公開しないよう求めている。一般の利用者がRTに関する画像をシェアすることもできなくなる可能性があり、表現の自由にかかわるとの指摘も出ている。

 10日時点で、米国のグーグルで「ロシア・トゥデー」と検索すると、最上位にRTのサイトのリンクが表示されたが、米メディアによると、欧州のグーグルでは表示されないという。

 ハーバード大の研究機関が運…

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