世界最大の輸送機がキエフ近郊で焼ける 世界に1機、宇宙船の運搬用

ウクライナ情勢

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 ウクライナメディアなどは27日、首都キエフ近郊の空港に駐機していた世界最大の航空機「アントノフ225ムリーヤ」が焼けたと報じた。1980年代、旧ソ連時代のウクライナで宇宙船の運搬用に開発され、世界に1機しかなかった。

 ムリーヤの詳しい損傷状況などは報じられていないが、駐機していたとされるキエフ北部の空港は、ロシア軍からの攻撃を受けていた。

 ムリーヤはウクライナ語で「夢」という意味で、全長84メートル、全幅約88メートル。旅客機のエンジンは左右に1基ずつしかないことが多いが、ムリーヤは3基ずつ搭載していた。本体の重量は約175トンで、総重量が最大600トンでも離陸できた。

 2010年にはタイから日本の中部空港に、給油目的で初飛来。20年5月にも、新型コロナウイルスに対応するための医療物資をカナダへ運ぶため、中部空港に寄航していた。

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