ロシアSWIFT排除、情報収集に動く日本企業 ルーブル暴落警戒も

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友田雄大
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 世界的な送金システムの要となる国際銀行間通信協会(SWIFT〈スイフト〉)からロシアの大手銀行が排除される見通しになり、ロシアとの貿易に関わる日本企業も情報収集に動いている。週末の決定に、受け止めは総じて冷静だが、制裁が長びくほど悪影響が広がるとの懸念は強い。

 ロシアが通貨ルーブルの下落を防ぐ措置をとれなくするために、ロシアの中央銀行との取引も制限する。ただ、排除対象となる金融機関全体が明確になっていないこともあり、現地での資金の決済や調達に与える影響や、ロシアとの取引制限の度合いはまだ見通せない。

 ある商社関係者は「制裁は細部が重要だ。対象や厳格さなど詳しい情報を集めている」と話し、今回の制裁が欧米による「パフォーマンス」にとどまる可能性はまだ捨てきれないとみる。過去の欧米主導の制裁にも抜け穴はあったと指摘されてきたからだ。

 日本貿易会の小林健会長(三…

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