囲碁日中韓団体戦 日韓大将戦で一力敗れ、16年ぶりの優勝ならず

有料記事

大出公二
[PR]

 囲碁三大国、日中韓対抗の勝ち抜き団体戦「第23回農心辛ラーメン杯(農心杯)」は26日、勝ったほうが優勝の日韓大将戦があり、一力遼九段(24)は世界最強の申真諝(シンジンソ)九段(21)に敗れ、韓国が2大会連続14回目の優勝を決めた。日本の16年ぶり2回目の優勝はならなかった。

 農心杯は日中韓3チームがそれぞれ5人の代表選手を擁し、先鋒(せんぽう)から順次対局に投入。出場選手は負けるまで打ち続け、2カ国の選手全員が敗退した時点で残った国の優勝となる。

 かつて囲碁最強国だった日本は今世紀に入って中韓の後塵(こうじん)を拝し、農心杯でも15年連続の最下位に甘んじていた。しかし今回は早めの三将で出場した井山裕太名人(32)が4連勝して好位置をキープ。その後、出遅れていた韓国のアンカー申が3連勝して追い上げ、決着は日本のアンカー一力との最終戦にもつれ込んでいた。

 黒番の一力は序盤、事前の作…

この記事は有料記事です。残り372文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません