岸田首相がロシアを非難 「G7と連携し、制裁含む強い対応を調整」

ウクライナ情勢

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 ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東部の親ロシア派組織が事実上支配する2地域へのロシア軍部隊の派遣を指示したことについて、岸田文雄首相は22日、「一連のロシアの行為は、ウクライナの主権、領土の一体性を侵害するものであり、認めることはできない。強く非難する」と語った。首相官邸で記者団に述べた。

 首相は「一連のロシアの行為は国際法違反で、(ウクライナ政府と親ロシア派の紛争解決を目指す)ミンスク合意にも反する。認めることはできない。非難する」と強調。ロシア軍の侵攻があった場合の日本政府の対応については、「事態をしっかり注視し、G7主要7カ国)をはじめとする国際社会と連携しながら、制裁を含む強い対応について調整を行っていくことになる」と話した。

 今回ロシアが決めた軍部隊の派遣を侵攻とみるかどうかについては、「まだ予断をもって申し上げることはできないが、引き続き適切に対応したい」と語った。現時点での制裁などの対抗措置については、「G7をはじめとする国際社会の連携は大事にしながら日本としても具体的な判断をしていく」と話した。

 ウクライナにいる日本人の退避については、「少しずつ退避される方はされている。一方で、ウクライナ人の家族をお持ちの方など残留の意思の固い方も大勢おられる。状況は緊迫の度合いを高めているので、退避について呼びかけを続けている、と報告を受けている」と述べた。

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