大阪府でコロナ死者増加、東京の総数上回る 高齢者へ感染拡大

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井上正一郎

 大阪府で新型コロナウイルス感染者の死亡が増えている。「第6波」の死者のうち80代以上が7割を占めており、府は高齢者への感染の広がりが影響していると分析する。府内の死者総数は9日発表で3278人となり、東京都(3269人)を再び上回った。

 府内の死者は12月はゼロで、1月は25日を除いてゼロか1桁台が続いた。しかし、2月1~10日のうち8日間は13人以上となり、9日は31人にのぼった。30人を超えるのは「第4波」の昨年5月29日以来。10日までの1週間は132人で、前週の1・9倍に増えた。

 府によると、「第6波」が始まったとする昨年12月17日~今年2月5日の死者133人のうち69・9%が80代以上で、60~70代も加えると96・2%を占める。

 吉村洋文知事は10日、死者…

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