「オミクロンは弱毒ではない」 最前線の医師が問う「政府の無策」

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林義則
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 新型コロナウイルス感染症の「第6波」で感染者が急激に増えています。医療機関ではどのようなことが起きているのでしょうか。治療の最前線に立つ「ふじみの救急病院」(埼玉県三芳町)の鹿野晃院長に27日、話を聞きました。

 ――年明けからオミクロン株による「第6波」が首都圏にもかつてない規模で押し寄せています。

 2週間前の入院患者は20~40代ばかりでしたが、どんどん高齢化、重症化しています。

 今の入院は60代や70代、なかには100歳代の方もいます。

 オミクロン株は、ぜんぜん弱毒ではありません。

 ワクチンを打っていなかったり、接種から時間が経ったりした高齢者に、強烈な肺炎を起こしています。

 「オミクロンは重症化しない」なんて誰が言っているのか、と思います。

 ――病床の状況は?

 新規感染者が急速に増えた分、入院が増えました。

 空きベッドがどんどんなくなっています。

 第5波までの経験では、外来…

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