神奈川県知事「第6波始まった」 感染急増、米軍基地では行動制限
神奈川県内では6日、新型コロナウイルスの感染者152人が発表された。100人を超えたのは、昨年10月7日以来3カ月ぶり。黒岩祐治知事は会見で「第6波が始まったと思わざるを得ない」と発言。変異株「オミクロン株」の感染拡大に備え、県として医療提供体制の強化に乗り出したことを明らかにした。
感染者の居住地別内訳は川崎市45人、横浜市23人、相模原市18人、平塚市10人、横須賀、藤沢、大和市各6人、茅ケ崎市5人、厚木市4人、伊勢原市3人、鎌倉、小田原、三浦、座間、綾瀬市各2人、海老名市と葉山、寒川、愛川町各1人、東京都3人、千葉県2人、自治体非公表7人。県内で発表された感染者は、延べ17万206人(朝日新聞集計)になった。死者の発表はなかった。
会見での知事や県の説明によると、今月3~5日に検査でコロナ陽性が判明した人のうち、デルタ株は陰性でオミクロン株の感染が確定的な人は、1日平均20人になった。県独自の予測では、オミクロン株の感染拡大により、県内の新規感染者は今月末にも1万人を超える。県は元々、オミクロン株の感染者が3日間平均で1日20人になったらコロナ病床を増やすと決めていたが、ゲノム解析による確定を待つ余裕はないと判断。今の1千床(重症用100床、中等症・軽症用900床)から、今後3週間ほどで1700床(各160床、1540床)に増やすことにした。
一方、実際に入院しているコロナ患者は、5日時点で重症2人、中等症・軽症90人にとどまる。知事は現状では、政府に「まん延防止等重点措置」の適用を要請する状況にはないとの認識を示した。
県はまた、オミクロン株の感…
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