米国のオミクロン株73%に急増、初の死者も NYは4日連続最多
米疾病対策センター(CDC)は20日、米国内での新型コロナウイルスの感染者のうち、変異株「オミクロン株」の割合が18日までの1週間で約73%になったとする推計を発表した。これまではデルタ株が最も多かったが、オミクロン株が大半を占める状況となった。
CDCは11日までの1週間でのオミクロン株の割合をこれまで約3%と推計していた。20日にデータを更新し、11日までの1週間では12・6%、18日までの1週間では73・2%だと推計した。
米国内ではオミクロン株の割合が急増するとともに、新規感染者も増加している。19日の新規感染者(過去7日平均)は約13万人で、2週間前から2割増えた。
ニューヨーク州では19日に約2万3千人の感染者を確認し、4日連続で過去最多を更新した。首都ワシントンのバウザー市長は感染再拡大を受けて緊急事態を宣言。屋内でのマスク着用を再び求めた。
一方、テキサス州のハリス郡はオミクロン株に関連して50~60歳の男性が死亡したことを明らかにした。男性はワクチン未接種で、重症化しやすいリスクを抱えていたという。米メディアによると、米国内で初めてのオミクロン株による死者とみられる。
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