郵便局長が昨年末にカレンダーを手渡した顧客の情報をリスト化するためのファイルの存在が明らかになった。来夏の参院選の投票行動を評価するための欄もある。郵便局の顧客サービスと政治活動が一部で混然一体となっていた可能性がある。
今月に発覚したカレンダーの政治流用の疑いは、一般顧客のために経費で買ったものが局長会の政治活動に賛同する支援者らに配られたというもの。以前からの支援者だけでなく、支援者になりそうな顧客にも配っていた例がある。
「カレンダーを渡した相手は、政治目的の名簿に書き入れていた。従来の支援者も多いが、新たに支援者に取り込む狙いのお客様も含まれる」。近畿地方のある局長は、朝日新聞の取材にそう明かす。
政治流用の疑いをより色濃くしているのが、近畿地方郵便局長会で昨年から使われ始めたというファイル「カレンダーお届け先リスト」だ。
朝日新聞は「リスト」の利用方法を解説する会員向けの動画も入手。「鬼滅の刃」の登場人物らを例にして、入力手順などを丁寧に説明していました。動画は記事後半でご覧頂けます。
ファイルの題名欄をクリック…
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