ドコモ通信障害、サーバー切り替えに不具合 一部の混雑ようやく解消
NTTドコモの田村穂積副社長は15日、前日夕に発生した全国規模の通信障害について記者会見し、謝罪した。障害の復旧後も回線の混雑で電話やネットがつながりにくい状態が続いたが、発生から約29時間後の午後10時になって、最後まで残っていた旧型の携帯端末などで使われる「3G」回線の一部での混雑がようやく解消された。
ドコモによると、今回の障害の原因はネットワークの切り替え工事。各種の通信端末の位置情報などをためておくサーバーを新しいものに切り替えたが不具合が生じ、元のサーバーに戻した。この時に世界中の端末から一斉に位置情報の再登録が集中し、ネットワークがパンクした。これが携帯電話の音声通話やデータ通信にも波及した。
障害の復旧後も回線の混雑は続き、大部分の解消は15日午前5時過ぎになった。ただ、「ガラケー」と呼ばれる旧型端末などで使われる3G回線の一部はその後も混雑が続いた。3G契約は6月末時点で1400万件超。長時間にわたって利用者に不便を強いたことに、田村副社長は会見で「ご迷惑をおわび申し上げます」と頭を下げた。
ドコモ回線の総契約数は、同…
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