• 

　愛知県一宮市に住む70代男性は、6日に届いた「年金振込通知書」を見て、目を疑ったという。

　10月分（2カ月分）の支払額として書かれていたのは、約16万9千円。いつも記載されている約25万6千円よりも10万円近く少ない。

　振込先として書かれた銀行の支店は、十数キロ離れた同県津島市内のもの。もちろんふだん使っていない。一方、同居する妻あての通知書は正しいものだった。

　日本年金機構に電話すると、担当者は誤りを認め、「すぐに新しい通知書を発行し、返信用封筒も入れて送り直すので、今回の間違った通知書は送り返してほしい」と説明した。原因については「調査中」と言われ、「愛知県内で同様のトラブルが多発しているようだ」とも伝えられた。

　自分に届いた年金額は、津島市に住む人のものなのか。では、自分の年金額は誰に伝えられたのか。

　男性は「こんな形で個人情報…