デコトラで現れたALSのクリエーター パラ開会式、目で伝えた勇気

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石平道典
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 東京パラリンピックの開会式で、電飾のデコトラの先頭に陣取る男性がいた。「EYE VDJ MASA」こと、武藤将胤(まさたね)さん(34)。全身の筋肉が徐々に弱まる難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)と闘い、目の動きで音楽や映像を操るクリエーターだ。

 開会式で、13歳の車いすの少女が演じる「片翼の小さな飛行機」の物語の中、武藤さんは光の集団のリーダー役として登場し、視線を動かして少女に空を飛ぶ勇気を伝えた。式のパフォーマンスには、自ら提案した音楽が組み込まれた。開会式の後、ツイッターに「僕らには、自分らしい翼が必ずある」と投稿した。

 武藤さんは手足が動かず、体への負担から取材に応じるのは難しい。ただ、ツイッターなどで活動や思いを発信している。それらによると、ALSと宣告されたのは2014年、27歳のとき。広告大手の博報堂のプランナーだった。昨日までできていたことが日に日にできなくなる恐怖との闘いが始まったという。

車いす上のビデオDJ 視線入力でライブも

 その中で、16年にはALS…

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この記事を書いた人
石平道典
東京ネットワーク報道本部|首都圏ニュースセンター
専門・関心分野
地域取材、東京23区、教育、文化