子どもを脅かすデルタ株 2学期目前、もし症状出たら?

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熊井洋美 後藤一也 編集委員・田村建二
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 強い感染力を持つ変異株「デルタ株」の波はとうとう子どもたちを脅かすようになった。多くの地域で夏休み明けは目前だ。感染対策をどうすればよいのか、症例を間近にみてきた専門家に聞いた。

 子どもは家庭内感染がほとんどで、その傾向は変わっていない。ただ、聖マリアンナ医科大の勝田友博准教授(小児科)は「様相が変わってきている印象だ」と指摘する。「これまでは父親が家庭に感染を持ち込むのが典型的だったが、10代の子どもから家族全員に広がったケースも複数回あった」

 日本小児科学会のデータベースに寄せられた事例を解析すると、保育所での感染が6月までは全体の6%ほどだったのが、7月以降は9%ほどに高まったという。夏休みが明ければ、学校での感染も起こりやすくなる可能性がある。

 新潟大の斎藤昭彦教授(小児…

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