専門家「自分の身は自分で守って」都の感染状況に危機感

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軽部理人 釆沢嘉高
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 新型コロナウイルス対応の東京都モニタリング会議が12日開かれた。都内の感染状況について、専門家は「制御不能な状況」と指摘し、「もはや自分の身は自分で守る行動が必要」との言及もあった。医療提供体制についても、「深刻な機能不全に陥っている」と分析した。

 会議では、都内の新規感染者数(1週間平均)が11日時点で3934人と前週から14%増、7月28日の1936人から、わずか2週間で約2倍となり、かつてない速度で感染拡大が進行していることが報告された。

 国立国際医療研究センターの大曲貴夫氏は「災害レベルで感染が猛威を振るう非常事態」と強い言葉で現状を表現。このペースが維持されると2週間後の8月25日には、週平均の感染者数が5113人になるとの予測値も示して「救うべき命が救えなくなる」と警告し、「もはや自分の身は自分で守る感染予防のための行動が必要な段階」と個々人の徹底した感染対策を求めた。

 医療提供体制については、都…

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