5歳児死亡、車内放置なぜ 送迎バスに安全管理規定なし

有料記事フカボリ

加治隼人 城真弓 藤原慎一 伊藤隆太郎

 5歳の男児が炎天下の送迎バスの中に取り残されて死亡した。なぜ起きたのか。

 福岡県警によると、問題が起きた29日朝の送迎バスは、40代の園長が運転し、他に職員は乗っていなかった。バスは大型ワンボックスカーを改造したつくりで、亡くなった倉掛冬生(とうま)ちゃん(5)は後方寄りに座っていたとみられる。園に到着して子どもを降ろした際、園長や出迎えた職員らは車内を点検しなかったという。

 保護者らによると、この園では普段から園長が1人で運転することが多かった。ある保護者は「園長から『今は保育士がつかない形になってるんですよ』と説明をされた。ちょっと大丈夫かなと思った」と話す。

ここから続き

■乗車の人数確認も不十分か…

この記事は有料記事です。残り1293文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

フカボリ

フカボリ

旬の話題の舞台裏から事件の真相まで、気になるニュースの深層に迫ります。世の中に流れる情報の一歩先へ。「もっと知りたい」「ちょっと気になる」に応えます。[もっと見る]