規制解いた英国の誤算 自主隔離が急増し、人手不足に

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ロンドン=和気真也 金成隆一
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 新型コロナウイルス対策の大胆な規制解除に踏み切った英国が、深刻な人手不足に慌てている。濃厚接触者の自主隔離が急増し、接触追跡アプリの通知音から「ピンデミック」と呼ばれる事態になった。英政府はワクチン接種で重症化は防げると感染拡大を容認し、経済を回す道を選んだが、「コロナとの共生」の難しさが露呈した。(ロンドン=和気真也、金成隆一)

 ロンドン北部のスーパーで24日、がらがらの棚の前で、客が困った様子で立っていた。棚には「全国的な供給問題で、全ての商品を取りそろえることができません」の表示。水を求める親子連れに在庫を尋ねられた店員は「いまあるので全部。次に入るメドもわからない」と謝った。

 商品不足を生んだのが、コロナの追跡アプリによる「感染者との接触通知」。7月は1日当たりの感染報告が5万人を上回った日もあり、今月14日までの1週間に濃厚接触したとしてアプリ通知で自主隔離を求められた人がイングランドで60万人を超えた。1カ月前の15万人から急増した。

 隔離のために職場に行けなく…

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