金成隆一

大阪社会部次長 | 機動報道担当
専門・関心分野国内社会、米国、外交、ジャーナリズム

現在の仕事・担当

偽・誤情報があふれる時代の民主主義や「言論の自由」の今を伝える取材班にいます

バックグラウンド

茨城県出身。2000年朝日新聞入社。2005~09年の大阪社会部ではトラック運転手の同乗ルポや事件の取材に没頭。2009~10年米国留学。2011年に社会部に戻ると、東日本大震災を機に米公文書館に通い、1950年代の米政府の対日本「原子力平和利用」政策を調査報道。その後、教育担当になり、オンライン教育の急速な発展を米国やモンゴル、ドイツで取材。2014~19年ニューヨーク支局員として国連本部や米社会を担当。戦闘部隊の強化など、変容する国連平和維持活動(PKO)をコンゴ民主共和国から報道。2016年大統領選では前年からラストベルトに通い、草の根のトランプ旋風を伝えた。2019~20年は東京経済部で通商政策を担当。2020年3月に機動特派員になり、米大統領選を取材。2021~23年は欧州総局員(在ロンドン)として、ロシアの軍事侵攻を受ける前後のウクライナや英イングランド北部の社会を取材しました。

  • 第36回大平正芳記念賞特別賞(『ルポ トランプ王国』『ルポ トランプ王国2』で)
  • 2018年度ボーン上田記念賞(大統領選など一連のアメリカ報道で)
  • 第21回坂田記念ジャーナリズム賞(「教育のオープン化」報道で)

仕事で大切にしていること

いまいち理解できない現象について、現地取材を通して、自分で考えて、背景や構造を伝える努力を大切にしたいです。

著作

  • 『検証 ウクライナ侵攻10の焦点』(朝日新聞出版、2023年)=共著
  • 『アメリカ大統領選』(岩波新書、2020年)=共著
  • 『ルポ トランプ王国2 ラストベルト再訪』(岩波新書、2019年)
  • 『現代アメリカ政治とメディア』(東洋経済新報社、2019年)=共著
  • 『記者ラストベルトに住む トランプ王国、冷めぬ熱狂』(朝日新聞出版、2018年)
  • 『ルポ トランプ王国 もう一つのアメリカを行く』(岩波新書、2017年)
  • 『トランプのアメリカ 漂流する大国の行方』(朝日新聞出版、2017年)=共著
  • 『ルポ MOOC革命 無料オンライン授業の衝撃』(岩波書店、2013年)
  • 『今、地方で何が起こっているのか: 崩壊と再生の現場から』(公人の友社、2008年)=共著

論文・論考

  • 『ラストベルトを歩き続けて トランプ現象はなぜ続くのか』(「三田評論」2025年2月号)
  • 『地方は気づいていた民主党の失敗』(PHP「Voice」2025年2月号)
  • 『「トランプ王国」は続くのか バンス指名に見る米国保守のゆくえ』(岩波書店「世界」2024年10月号)
  • 『「トランプ王国」あれから8年、ラストベルト再訪の旅 第3部』(東京大学先端研創発戦略研究オープンラボ(ROLES)2024年10月)
  • 『「トランプ王国」あれから8年、ラストベルト再訪の旅 第2部』(東京大学先端研創発戦略研究オープンラボ(ROLES)2024年9月)
  • 『「トランプ王国」あれから8年 ラストベルト再訪の旅 第1部』(東京大学先端研創発戦略研究オープンラボ(ROLES)2024年9月)
  • 『空白を埋めるのは誰か』(「アステイオン」100号、2024年)
  • 『英スナク政権 脱ポピュリズムで安定めざす』(外務省「外交」2022年11・12月号)
  • 『地方に残存する「トランプ王国」なぜ支持者は熱狂したのか』(PHP「Voice」2021年3月号)
  • 『終わらない「トランプ王国」』(「都市問題」2021年)
  • 『真ん中が抜け落ちた国で』(「アステイオン」93号、2020年)
  • 『鼎談:分断を固定化させる構造変化が起きている』(外務省「外交」2020年9・10月号)
  • 『米国大統領選挙 ラストベルトはいま』(外務省「外交」2020年3・4月号)
  • 『トランプ再選はあるのか?』(文藝春秋「2020年の論点100」2020年)
  • 『記者17年目の「ルポ トランプ王国」数%の時間 積み重ねた私の手法』(朝日新聞社ジャーナリスト学校「Journalism」2018年)
  • 『対談 トランプ王国の現場から アメリカ中産階級の不安が暗示するもの』(岩波書店「世界」2017年8月号)
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