コロナ、地域のしこり、自民と同一視…公明が焦る背景は

有料記事公明

太田成美 添田樹紀
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 公明党が秋までに行われる次の衆院選に向けた活動を本格化させている。公認候補を擁立する全国九つの小選挙区での勝利と「比例区800万票」を掲げるが、新型コロナ対応などでの与党への逆風に加え、自民党との関係で火種を抱える地域もあり、達成は容易ではない。

 「(衆院議員の)任期満了まで3カ月を切った。自公の連立政権、様々なお叱りもいただいた。しかし、この難局を乗り越えていくためには、自公連立政権しかない」

 公明の山口那津男代表は25日、堺市内での街頭演説で、数百人の聴衆を前にこう訴えた。

 公明は21日に衆院選への選挙対策本部を設置。山口氏はさっそく、都道府県で最多の4小選挙区に候補者を抱える大阪府に入り、「地方遊説」を事実上、スタートさせた。

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■目標は比例区「800万票」…

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    前田直人
    (朝日新聞デジタル事業担当補佐)
    2021年7月27日14時50分 投稿
    【視点】

    東京都議選では総力戦で「完勝」の目標を達成した公明党ですが、今年に入ってからはやや厳しい戦いを強いられているようです。各地の自治体議員選挙の党派別得票数をできるだけチェックするようにしていますが、前回比での目減りが目立ちます。創価学会関係者

    …続きを読む