大坂なおみが聖火最終点火者 選ばれた理由に橋本会長、そして多様性

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野村周平
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 東京オリンピック(五輪)開会式で、聖火台へ点火するリレーの最終走者は、テニス女子の大坂なおみだった。

 近年の大会では競技への影響などが考慮され、現役選手が最終走者を務めるのはまれだった。自身もオリンピアンの橋本聖子氏が大会組織委員会の会長でなければ、大坂が選ばれることはなかったかもしれない。

 開会式の最大の見どころである聖火台への点火は、聖火リレーの最終走者が務めるのが慣例。式典の演出側の意図をくみながら、最終的に組織委が人選することになる。

 今大会では、スポーツ界のレジェンドとして、競泳平泳ぎ2大会連続2種目連覇の北島康介さん、柔道3連覇の野村忠宏さん、レスリングで3連覇の吉田沙保里さんらが取りざたされた。プロ野球で活躍した長嶋茂雄さんと王貞治さん、米大リーグでも活躍した松井秀喜さんらの名前も候補にあがっていた。

最終点火者選考、橋本会長が発した一言

 実際に競技場内では、吉田さ…

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この記事を書いた人
野村周平
スポーツ部次長
専門・関心分野
スポーツ行政、スポーツビジネス、五輪などの国際イベント