仕事に疲れたら、足湯もバーも 新幹線でワーケーション

鷲田智憲
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 山形新幹線のリゾート列車「とれいゆつばさ」が10月1日、移動しながらパソコンで作業をしたり、オンライン会議をしたりできるワーケーション専用の臨時便として運行される。コロナ禍で、在宅勤務など場所に縛られない働き方が広がる中、山形県JR東日本仙台支社が、実証実験として実施し、移動しながら快適に働ける環境を提案する。

 臨時便は「やまがたワーケーション新幹線」(YWS)。東京・上野駅を出発し、埼玉・大宮駅を経て山形に向かう。東京のビジネス客らの利用を想定し、車両にはパソコンなどにつなぐコンセントを整備。テーブルのある座席でパソコン作業などができる場所を提供する。仕事で疲れたら、とれいゆつばさにある足湯やバーカウンターでリラックスしてもらいたいという。

 6月23日に会見した小林剛也・県みらい企画創造部長は「コロナ禍で新幹線の乗客数は減った。経済活動が再開したとしても出張費の削減で需要が回復しない可能性がある。移動そのものを楽しめる、新たな価値を提供したい」と話した。

 定員は通常より少ない100人程度。運行時間や料金など詳細は7月中に発表するという。(鷲田智憲)

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