「0系新幹線」が特別運行 伊予土居―伊予西条100年

福家司
【動画】新幹線をイメージした鉄道ホビートレインが出発=福家司撮影
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 JR予讃線の伊予土居―伊予西条間が今月で開業100年を迎え、新居浜愛媛県新居浜市)、伊予西条(西条市)両駅と周辺で19、20の両日、記念イベントがあった。両市にゆかりが深く「新幹線の父」として知られる十河信二・元国鉄総裁(1884~1981)にちなんで、0系新幹線をイメージした「鉄道ホビートレイン」が特別運行した。

 十河氏は新居浜市(当時の新居郡中村)生まれで、西条市長も務めた。ホビートレインは普段は予土線を走り、この区間を営業運転するのは初めてという。

 新居浜駅では19日朝、両市長や両駅長らが出席して記念式典があった。関係者がくす玉を割った後、大石健二・新居浜駅長らの合図でホビートレインが出発。乗客の1人、新居浜市の角野小1年の近藤颯星(そうせい)さん(6)は「一度乗りたかった。車内に模型が展示されていたのがおもしろかった」と話した。

 西牧世博社長は取材に答え、「東予は多くのご利用のある、私どもにとって大事な地域。今回は十河元総裁にちなんでホビートレインを持ってきた。地元の応援で機運を盛り上げていただき、四国への新幹線誘致に弾みをつけたい」と話した。

 伊予西条駅近くの四国鉄道文化館でも7月11日まで記念写真展が開かれている。(福家司)

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