頭髪強調のポスター「不快だ」 大阪司法書士会が回収へ

森下裕介
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 大阪司法書士会が、頭髪を強調したデザインのポスターやチラシを作ったところ、「身体的特徴を強調するのは不適切だ」と指摘され、回収を始めたことが同会への取材で分かった。

 同会によると、司法書士制度の宣伝のために作ったポスターやチラシで、フリーアナウンサーの山本浩之さんを起用。複数並んだ山本さんの写真とともに「遺言で不毛な争いをなくそう」「いい相続は明日を明るく照らします」などと書かれている。今月6日、大阪府内の会員約2400人に発送したところ、一部の会員から「不快だ」という指摘があった。同会は11日付で、おわびと返送を求める文書を会員に送った。

 同会は、朝日新聞の取材に「人権を尊重する団体として、事前に十分なチェックが働かずに反省している。再発防止に努めたい」とした。

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この記事を書いた人
森下裕介
東京社会部|裁判担当
専門・関心分野
司法、刑事政策、人権