新緑の渓谷 トロッコに乗って 全線開通 富山
法野朱美
「トロッコ電車」の愛称で親しまれる黒部峡谷鉄道が11日、宇奈月―欅平駅間(20・1キロ)の全線で開通した。この日は朝から天候に恵まれ、欅平駅近くの広場では、観光客らが雪解け水が流れ込む黒部川や新緑が広がる峡谷の景色を楽しんでいた。
黒部峡谷鉄道は4月20日に宇奈月―笹平駅間(7キロ)で今シーズンの営業運転を始め、今月4日からは宇奈月―鐘釣駅間(14・3キロ)で運行していた。神戸市垂水区から夫婦で旅行に来た富永恭好さん(67)は「新緑と残雪を見ることができてよかった」と喜んでいた。欅平駅で乗客を出迎えていた駅長の殿村淳哉さん(52)は「新型コロナウイルスの感染防止対策も講じている。雄大な景色を楽しみに来てほしい」と話す。
黒部峡谷鉄道では富山県民限定で、同鉄道の3駅の売店で使えるお土産券付き往復割引乗車券を6月30日まで発売する。問い合わせは同社営業センター(0765・62・1011)へ…
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