庁舎一体、山形県の長井駅でオープニングセレモニー

石井力
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 長井市の新庁舎と一体になった、新しい山形鉄道フラワー長井線・長井駅で8日、オープニングセレモニーがあった。同駅は1914(大正3)年に開設され、36(昭和11)年の改築に次いで、3代目の駅舎になった。

 新庁舎北端の1階に切符の販売所とホームへの出入り口が出来た。改札は無く、庁舎の市民交流ホールが駅の待合所を兼ねる。山形鉄道は県や同市などが出資する第三セクターで、庁舎2階に本社が入った。

 この日のセレモニーには、沿線2市2町の関係者約30人が出席、同鉄道の会長を務める内谷重治・長井市長は「駅と本庁舎が一体となるのは全国でも初めてのケースと思う。多くのみなさんに利用して欲しい」と話した。また、約30年前の公募に応じ、フラワー長井線の名付け親となった笈掛(おいかけ)昇(82)=米沢市=も招かれ、「フラワー長井線は地域の誇り。今後も残して欲しい」と話した。(石井力)

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