「ノロッコ号」釧路湿原を走る 運行スタート
武沢昌英
広大な北海道釧路湿原をゆっくりと走るJR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」の今年の運行が29日、始まった。
ノロッコ号はJR釧網線の釧路(釧路市)―塘路(標茶町)間(約27キロ)を約50分かけて進む。開閉できる幅広の窓から釧路湿原や蛇行する釧路川などを近くで見ることができる。
初日の29日、ノロッコ2号が定刻の午前11時6分、釧路駅を出発。JR北海道釧路支社によると、1番列車の乗客は140人で、定員の約6割と少なめだった。同支社によると、団体客がいないため、大型連休中の指定席の予約は4割程度で、地元住民にも利用しやすくなっているという。
新型コロナの感染防止対策として、車両内の消毒のほか、乗客にはマスクの着用や会話の抑制をお願いしている。1日1~2往復。休止期間もあり、運行日など詳細はJR北海道のホームページで。
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