消えゆく「みどりの窓口」四国でも 新券売機に置き換え

福家司
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 【香川】JR四国が主要駅の切符売り場「みどりの窓口」を削減している。有人の窓口に代わって、オペレーターと話しながら指定券などを購入できる「みどりの券売機プラス」の設置を進めており、3月は新たに2駅で設置される。

 JR四国によると、昨年8月、善通寺、詫間(ともに香川)、今治(愛媛)の3駅に「プラス」を設置した。利用客が多く当面は窓口も残す予定の今治以外の2駅では、窓口を廃止した。3月は15日に伊予北条(愛媛)、鳴門(徳島)に新たに設置し、オペレーターとは4月から話せるようになる。両駅では5月には窓口を廃止する予定という。

 これまで窓口のあった36駅のうち、窓口を廃止または廃止予定の駅は計4駅となる。JR四国は今後も、県庁所在地の駅などを除く10~20駅に「プラス」の増設を進め、有人窓口を順次廃止することで経営の効率化を図る方針だ。

 JR四国の担当者は「『プラス』の設置は省力化の目的だけでなく、窓口業務を担う契約社員の求人難も大きい」としたうえで、「今回の2駅は、窓口より券売機の利用時間が延びており、大きなご不便はかけないと思う」としている。

 「プラス」は、JR各社が採用している多機能券売機で、JR四国は先行してみどりの窓口の削減を進めているJR西日本と同じ愛称を使い、JR西の子会社にコールセンターの業務を委託している。

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